車の傷が気になる方へ!自分で修理する方法&修理依頼先のメリット・デメリット
愛用している車にいつの間にかできてしまった傷を見ながら、「ごく小さな傷だから自分でなんとか修理できないかな……」と思っている方もいるのではないでしょうか。実際に、傷がごく小さい場合には、自分で修理することができます。
そこでこの記事では、車の傷の修理方法について詳しく解説します。コンパウンドやタッチペンを使い自分で修理する方法をはじめ、プロに依頼が必要なときのメリット・デメリット、車の傷を防ぐ工夫などについてもご紹介します。自分でできることやプロの作業内容などを把握することで、適切な方法で愛車をケアできるようになるでしょう。
※目次※
・自分で修理できる傷とプロに依頼するべき傷のレベルを把握しておこう!自分でコンパウンドやタッチペンを用うときは傷を増やさないように注意すること!
・「ディーラー」「車用品店」「板金塗装業者」それぞれ得意分野や価格が異なる!自分の好みにあわせて選ぼう!
・ガラスコーティング加工は傷に強い!さらに保証サービスや保険に加入して安心を得よう!
自分で修理できる車の傷とプロに依頼するべき車の傷
気になる車の傷について、自分でも修理が可能な場合とプロに依頼が必要となるものとに分けてご紹介します。ごく小さい傷の場合であれば自分で修理ができる一方、広範囲にわたる傷や大きなへこみといった場合には、自分で手を加えることでダメージがより大きくなってしまう可能性があります。しっかりと判断しながらプロに任せましょう。
小さな傷は自分で修理可能
「気付いたらできてしまっていた……」といったこすり傷や線傷などごく小さい傷であれば、プロに依頼せず自分で修理することも可能です。実際に傷が小さければ自分で修理を行うという方も増えているため、車用品店には車の修理グッズも増加傾向にあります。
なお、車の傷によってはそこから劣化がはじまってしまい、ダメージが広がってしまうリスクがあります。そのため、自分でも修理が可能となる小さい傷であれば、早めに対処することが大切です。
深い傷やへこみはプロに依頼がおすすめ
傷が広範囲にわたっていたり、車体深くまで到達していたりといった大きな傷の場合には、プロに依頼するのがおすすめです。
プロに任せるべき深い傷や大きなへこみも自分で修理しようとすると、かえってへこみが目立ってしまったり、傷が増えたりするリスクがあるため安心できるプロに依頼しましょう。このようなリスクをさけるためにも、自分で修理可能かどうかは、傷の深さや大きさに合わせてきちんと判断することが大切です。
塗装が取れていない小さな傷はコンパウンドで修理
バンパーなどにつきやすいごく浅い小さな傷は、研磨剤であるコンパウンドを用いれば自分でも修理することは可能です。コンパウンドを使った修理は、塗装が取れていないような小さな傷に限られますが、日々運転していると少しの油断で小さな傷はつきやすいためコンパウンドを使った修理方法は覚えておくと便利です。
傷の周辺や中に入り込んだ汚れを洗い流す
コンパウンドを用いて傷の修理を行う前に、あらかじめ傷の周辺もしくは中に入り込んでしまった汚れを洗い流しておくことが大切です。
汚れなどが付着したままコンパウンドを使って修理を行うと、小さな砂や砂利などがさらに車を傷つけてしまうリスクがあります。こういったリスクを避けるためにも、あらかじめ汚れをきれいに洗い流しておくことが重要です。
傷をコンパウンドで磨く
汚れをしっかりと洗い流したら清潔な布もしくはスポンジにコンパウンドをつけ、気になる傷部分を磨いていきます。このとき、ボディカラーの変色をさけるためにも力を入れずにやさしく磨きましょう。傷に沿うように磨いていくのがポイントです。
また、修理時には傷を埋めることではなく、削り取って小さな傷を目立たなくするコンパウンドの修理目的を再確認することも大切です。
細かいコンパウンドで仕上げ磨きをする
細かな傷を目立たせないようにしつつ、仕上げ磨きをすることでツヤを出すこともおすすめです。ツヤの出し方は、薄くなった傷をさらに細かな粒子のコンパウンドを使って磨くことで簡単にできます。
粗目のコンパウンドから細かなものへと順番に研磨していきます。コンパウンドごとに、スポンジや布を使い分けることがポイントです。また、仕上げには液体コンパウンドできれいに仕上げていきましょう。
塗装が少し剥がれた小さな傷はタッチペンで修理
走行中に小石や砂などがあたったり、荷物などが触れたりしたときにできてしまう、小さな線傷であればタッチペンを使って修理を行えます。特に高速道路の走行時には、飛び石によってボンネットやバンパーの塗装が剥げてしまうことはよくあるため、タッチペンでの修理方法も覚えておけば瞬時に対応できるでしょう。
修理のための下準備をする
タッチペンでの修理もコンパウンド同様に、まずは水洗いをして傷を洗いましょう。またシリコンオフという脱脂剤を使い、車やワックスについている油分を取り除きます。油分が残ったままだとタッチペンの塗料がしっかりと定着しないため、これらの下準備は欠かせません。
傷以外の場所に塗料がつかないよう心がけることも必要です。傷の上下にマスキング材を貼り、ボディを保護することも忘れずに行いましょう。
タッチペンを使って傷部分を塗る
下準備が整ったら、実際にタッチペンを使って塗装を行います。小さな傷には塗料の塗りすぎを防ぐためにも、割りばしの先などに塗料を乗せて少しずつていねいに塗ることが大切です。またタッチペンの使い方としては、点を打つかのように少しずつていねいに塗っていくのがポイントです。
塗り終わったら乾燥させ、ボディよりも塗料が盛り上がるまで何度も塗装と乾燥を繰り返していきます。
乾燥後平らになるまで磨く
塗装が終わったらマスキングテープを剥がし、完全に塗装が乾くまで約1週間自然乾燥させます。自然乾燥後には、塗料で盛り上がっている傷口の上下にマスキングテープを貼り、耐水サンドペーパーなどで傷口を研磨します。塗料が平らになるまでていねいに研磨を続け、マスキングテープを剥がせば、タッチペンを使った修理は完了です。
修理依頼先それぞれのメリット・デメリット
自身では修理が不可能な傷や塗装に関しては、やはりプロフェッショナルに依頼するのが賢明です。修理依頼先としては、「ディーラー」「車用品店」「板金塗装業者」が一般的です。
ただし、それぞれに特徴が異なります。自身のニーズに合わせて修理先を選ぶことが大切です。ここでは、「ディーラー」「車用品店」「板金塗装業者」のメリットとデメリットをご紹介します。
ディーラー
メーカーと特約店契約を結んでいるディーラーは自動車販売業者ですが、そこで購入した車に関しては修理を依頼できます。デメリットとしては、車用品店や板金塗装業者に比べると修理代が高くなってしまう傾向にあることです。
ただし、純正パーツを使用して修理を行うため、純正ならではの安心感があります。そのため、純正パーツにこだわりのある方であれば、ディーラーに修理してもらうがおすすめです。
車用品店
車用品店に修理を依頼する場合、修理の相場は店舗によって異なってきます。車用品店のなかにはネットで気軽に見積もりを依頼できるところも多く、店舗ごとに修理代を比較しやすいのがメリットです。ただし、比較検討に時間を費やしたくないという方にとっては、その手間や時間がデメリットになってしまいます。
手間がデメリットでありながらも、修理後は店頭で買い物ができる利点があります。アドバイスを受けながら、今後のケアに最適なアイテムを購入できるのが車用品店のメリットでしょう。日頃からセルフケアを心がけたい方におすすめです。
板金塗装業者
ディーラーや車用品店以外に、車の修理依頼先としておすすめなのが板金塗装業者です。特に車の傷を修理するための専門的な技術を備えた板金塗装業者であれば、プロならではの仕上がりが期待できるのがメリットです。
板金塗装業者は、全国に店舗を展開する大きな業者から町の小さな修理工場まで、規模もさまざまです。そのため、技術力などに差が出てくるのがデメリットです。ただし、純正パーツや代用品まで揃うため柔軟な対応が魅力です。板金塗装業者に修理を依頼する際には、実績や専門性などを確認してから選びましょう。
車の傷を防ぐひと工夫
普段からできるだけ傷がつかないように防げれば、修理にかかる時間や手間・費用を抑えることができます。また、万一の際に備えてしっかりとした保証サービスや保険に加入しておくことも大切です。備えておくことで、修理代に不安を抱くことなく安心して過ごせるでしょう。
ガラスコーティング加工を施す
車の傷を防ぐひとつの方法として、ガラスコーティング加工を施すのが有効です。ガラスコーティングを施しておけば、紫外線や酸性雨といった外的刺激による色あせや劣化から車のボディを守れます。また汚れも付着しにくくなるほか、ついてしまった汚れも洗車をすれば簡単に落とせるようになります。
また、ガラスコーティングを施すことで塗装表面にツヤが出るため、ボディを守ると同時に外観のよさにもつながります。さらに、すぐれた撥水性能によって水滴が滑り落ちやすくなるため、雨の日などにも運転しやすいといったメリットもあります。
保証に加入しておく
普段から車に傷がつかないように気をつけていても、リスクは取り除けません。万一に備えて、しっかりとした保証のあるサービスや保険などに加入しておくことが大切です。保証サービスや保険などに加入しておけば、修理が必要になったときにも手間や時間・費用などの軽減につながります。
また、「傷がついたらどうしよう……」などといった不安を抱きながら車を運転することもなくなります。「保険に加入しているから大丈夫」といった安心感は大きいでしょう。
まとめ
小さな傷であれば自分でも修理ができますが、小さな傷から劣化が進むことあります。自分で直せる範囲は早めに対処するようにしましょう。広範囲にわたる傷や大きなへこみはプロへ依頼することが賢明です。ガラスコーティング加工で傷を防ぐことも、車をキレイに維持するひとつの方法でしょう。
ネクステージでは、自社開発のガラスコーティングで優れた撥水力・光沢力・保護力を提供しています。また、国産車と輸入車向けの保証もご用意しています。あらゆるシーンを想定して、最長3年間33機構318項目でサポートいたします。車の傷が気になる、傷を防ぎたいという方はネクステージご相談ください。